FXや株式投資を始めたばかりの方にとって、「逆指値注文」という用語は少し難しそうに感じるかもしれません。しかし、この注文方法を理解することで、損失を抑えたり、利益を確定させたりと、より効果的な取引ができるようになります。ここでは、初心者の方でも分かりやすいように、逆指値注文について段階的に解説していきます。
逆指値注文の使い方
逆指値注文は、現在の価格よりも不利な価格を指定して発注する注文方法です。
1. 損失を確定させる場合(損切り)
逆指値注文は、保有ポジションが予想に反して動いた場合に損失を最小限に抑えるために使われます。例えば、株価が下落した場合に、指定した価格以下になったら自動的に売ることで、さらなる損失を防ぎます。
2. 利益を確定させる場合
逆指値注文は、利益を確定させるためにも使います。例えば、株価が上昇した場合に、指定した価格以上になったら自動的に売ることで、利益を確定させることができます。
3. 新規ポジションを持つ場合
逆指値注文は、新たにポジションを持つ際にも有効です。例えば、株価が一定の価格以上になったら買う、または一定の価格以下になったら売るといった注文が可能です。
逆指値注文のメリット
逆指値注文のデメリット
- 約定しないリスク: 指定した価格に達しなければ注文が約定しないため、特にレンジ相場では注文が成立しない可能性があります。
- スリッページ: 逆指値注文は成行注文として執行されるため、指定した価格と実際の約定価格に差が生じることがあります。
まとめ
逆指値注文は、リスク管理やトレンドフォローに有効な注文方法ですが、約定しないリスクやスリッページの発生に注意が必要です。初心者の方は、まずは「逆指値売り」を試してみると良いでしょう。
逆指値注文は、リスク管理や利益確定のために非常に有効なツールです。FXや株式投資を行う際には、この注文方法を上手に活用することで、より安心して取引を進めることができます。リスクとメリットを理解した上で、自分の投資スタイルに合った使い方を見つけてみてください。